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2018年1Qはコインマイナーが2.2倍、ランサムは315分の1に

検出数がもっとも多かったのは「Downloader」で、全体の34.7%。前四半期にはじめて報告があった仮想通貨発掘マルウェア「CoinMiner」は、前四半期の2.2倍にあたる1404件が検出された。その一方で「Ransom」は前四半期の11万9400件から379件へと激減した。

マルウェアの検出経路を見ると、メールの添付ファイルが13万8417件で、全体の89.2%を占める。2017年第2四半期は「WannaCrypt」の影響でネットワーク経由の検出が多数を占めたが、それ以降はメールの添付ファイル経由が多くを占める状況が続いている。

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不正プログラムの検出件数推移(グラフ:IPA)

(Security NEXT - 2018/05/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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