2018年1Qの脆弱性届出は138件 - 前四半期から倍増
ソフトウェア製品の脆弱性51件を種類別に見ると、「ウェブアプリケーションソフト」が12件でもっとも多く、「スマートフォン向けアプリ(8件)」「情報家電(7件)」と続く。
脆弱性が悪用された場合に生じる脅威では、「任意のコマンドの実行」が13件で最多だった。次いで「任意のスクリプトの実行(10件)」「情報の漏洩(9件)」が多い。
同四半期に脆弱性の修正が完了し、「JVN」で公表したソフトウェア製品は50件。累計で1754件となる。「連絡不能開発者」としてあらたに製品開発者名を公表したものはなく、累計は251件となる。
一方ウェブサイトに関する脆弱性を見ると、87件のうちもっとも多かったのは「SQLインジェクション」で35件だった。次いで「クロスサイトスクリプティング」が25件、「ファイルの誤った公開」が8件と続く。
同四半期に修正を完了した脆弱性は37件で、そのうち90日以内に修正が完了したのは29件。修正完了件数の累計は7142件となる。90日以内に修正が完了した累計件数は4660件で、修正完了件数に占める割合は66%。2015年第3四半期から変化はない。
(Security NEXT - 2018/04/26 )
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