ビル設備の閉域網、時間かければ侵入可能 - 省エネモニターに踏み台リスク
ソフトバンク・テクノロジーとサイバートラスト、竹中工務店は、ビルの設備環境を対象としたペネトレーションテストを実施し、結果を明らかにした。
ビルの各種設備や機器の監視、制御を行うビルディングオートメーションシステムを対象に、疑似攻撃を仕掛けて侵入を試みるペネトレーションテストを実施したもの。
今回の実証実験で脆弱性を検出しており、制御ネットワーク上のサーバ経由で電力システム、空調システム、照明システムなどをダウンさせるといった被害を及ぼす可能性があると指摘している。
具体的には、社内情報系ネットワークから閉域網での運用を前提としたビル制御ネットワークへの侵入はできなかったが、時間をかけて攻撃を実施することで侵入される可能性があることが判明。

実証実験の結果(図:ソフトバンク・テクノロジー)
(Security NEXT - 2018/04/12 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
最新版「CentOS 8」も2021年末でサポート終了 - 大幅方針転換で混乱も
8月修正のIE脆弱性、韓企業狙う標的型攻撃で悪用
Windows版が影響受ける深刻な脆弱性を解消した「PHP」新版
複数の人気スマホ、地域による脆弱性格差が存在
「Tomcat Native 1.2.24」が公開 - OpenSSL脆弱性に対応
「Citrix ADC」更新が一部公開、SD-WAN製品にも影響 - 緩和策で問題も
パナと東京建物、ビルシステムへの攻撃検知で実証実験
IoT機器向けに軽量の改ざん検知SDK - 実行中にも対応
「Webmin」のソースコード改ざんで脆弱性、攻撃コード公開 - アクセス増加の観測も
OTネットワークのリスク可視化サービス