Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Active! mail」に深刻な脆弱性、すでに悪用も - 侵害確認方法を調査中

ウェブメールシステム「Active! mail 6」に深刻な脆弱性が明らかとなった。すでに悪用が確認されている。開発元がアップデートを提供するとともに、侵害状況の確認方法を調べており、ログの保全などが呼びかけられている。

同製品の「ビルド6.60.05008561」および以前のバージョンにスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2025-42599」が確認された。すでに脆弱性を悪用した攻撃が確認されているという。

細工されたリクエストを送信することで、認証を必要とすることなくリモートより任意のコードを実行したり、DoS攻撃が可能となる。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「9.8」と評価されている。

開発元のクオリティアでは、2025年4月16日にセキュリティ対策として非常に緊急性の高い重要な修正が含まれるとして「ビルド6.60.06008562」を緊急リリース。同脆弱性に対処した。

また同脆弱性の周知にあたりJPCERTコーディネーションセンターへ報告し、同月18日に同脆弱性について注意喚起を発表。利用環境が侵害されているか確認する方法について調査を進めている。

(Security NEXT - 2025/04/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開