Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Deep Security」のWindows向けエージェントに権限昇格の脆弱性

トレンドマイクロのサーバ向けセキュリティ対策製品「Trend Micro Deep Security」のエージェントソフトに権限昇格の脆弱性が明らかとなった。

「Trend Vision One」や「Cloud One」においても利用されている「Deep Security Agent」のWindows版において、不適切なパーミッション設定に起因する権限昇格の脆弱性「CVE-2024-55955」が明らかになったもの。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「6.7」、重要度は4段階中、上から3番目にあたる「中(Medium)」としている。

同ソフトウェアについては、OSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-51503」も判明しているが、異なる脆弱性のため注意が必要。

同社では、2024年11月13日にリリースした「ビルド20.0.1-23340」以降のバージョンで同脆弱性を修正済みとしており、最新ビルドへのアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/12/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

市内全世帯向けデジタル金券の配送中に一部紛失 - 太田市
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
ランサム攻撃でシステム障害が発生、影響など調査 - エネサンスHD
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
一部サーバでランサム被害、バックアップ削除も - 新報国マテリアル
日英、IoT製品セキュラベル制度「JC-STAR」「PSTI法」で相互承認
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
動画配信「バンダイCH」が一時停止 - 「意図せぬ退会」発生