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「Deep Security」のWindows向けエージェントに権限昇格の脆弱性

トレンドマイクロのサーバ向けセキュリティ対策製品「Trend Micro Deep Security」のエージェントソフトに権限昇格の脆弱性が明らかとなった。

「Trend Vision One」や「Cloud One」においても利用されている「Deep Security Agent」のWindows版において、不適切なパーミッション設定に起因する権限昇格の脆弱性「CVE-2024-55955」が明らかになったもの。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「6.7」、重要度は4段階中、上から3番目にあたる「中(Medium)」としている。

同ソフトウェアについては、OSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-51503」も判明しているが、異なる脆弱性のため注意が必要。

同社では、2024年11月13日にリリースした「ビルド20.0.1-23340」以降のバージョンで同脆弱性を修正済みとしており、最新ビルドへのアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/12/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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