Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Veeam製バックアップソフトに深刻なRCE脆弱性が判明

Veeam Softwareは、現地時間2025年3月19日にセキュリティアドバイザリをリリースし、バックアップソリューション「Veeam Backup & Replication」における深刻な脆弱性を明らかにした。

ドメインに参加しているバックアップサーバにおいて、認証されたドメインユーザーが任意のコードをリモートから実行できる脆弱性「CVE-2025-23120」が明らかとなったもの。

対象となるのは、「Veeam Backup & Replication 12.3.0.310」および「同12」における以前のバージョン。セキュリティ対策やコンプライアンスの状況が、同社が示したベストプラクティスに準拠していない場合に影響を受けるとしている。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.9」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。

同社は、同脆弱性を修正した「Veeam Backup & Replication 12.3.1(ビルド12.3.1.1139)」をリリース。利用者に対してアップデートを呼びかけている。

またサポートが終了しているバージョンについても影響を受ける可能性が高いとし、最新版への更新を求めた。

(Security NEXT - 2025/03/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差
MS、月例セキュリティ更新80件を公開 - 「緊急」8件などに対応