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DNS改ざん誘導先アプリは正規版のリパック - 26日以降に150件以上のアクセス

配布されたファイルの内容が徐々に明らかとなりつつあるが、今回の攻撃ではルータの設定がどのように変更されたかわかっていない。

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井上氏

その上、DNSサーバの設定ひとつで攻撃者が容易に誘導先を変更し、配布するマルウェアなども変更できることから、及ぼす影響については慎重に見極めていく必要がある。

問題のDNSサーバに関しても、情報通信研究機構(NICT)のサイバーセキュリティ研究室室長の井上大介氏によれば、当初4件把握していたが、あらたな情報が寄せられており、4件以外に利用されていたことが判明しているという。

また当初確認された攻撃ファイルとは別のファイルをダウンロードさせるケースもあることを把握しており、同機構では引き続き調査を進めていく。

(Security NEXT - 2018/03/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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