少なくとも30万台以上でサポート終了の「Office 2007」が稼働
2017年10月に「Office 2007」のサポートが終了したが、引き続き多数の端末で稼働していることがわかった。11月には危険性が高い脆弱性を修正できるアップデートが例外的に公開されているが、後継製品への移行が急がれる状態に変わりはない。
トレンドマイクロが同社製品の利用者において、同意を得た上で「Office」などの利用動向について継続的に調査を実施しており、11月末の状況について取りまとめたもの。
サポート終了直前の9月には、「Office」利用者の8.6%にあたる40万6132台で「Office 2007」の稼働が確認されているが、10月10日を経過しても引き続き利用されており、稼働台数は11月末の時点で30万3111台にのぼる。
2カ月間弱で約4分の3に縮小したものの、引き続き多くのユーザーが「Office 2007」を使用していた。これらはあくまでトレンドマイクロ製品の利用者における統計であり、調査対象外の環境を含めれば、実際はより多くの端末が稼働していることになる。
「Office 2007」の利用状況(グラフ:トレンドマイクロ)
(Security NEXT - 2017/12/27 )
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