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国内防衛産業を標的としたサイバー攻撃 - サンドボックスの突破技術など搭載

添付ファイルを誤って開くと、おとりとなるドキュメントファイルを表示すると同時にマルウェアがインストールされ、外部のコマンド&コントロールサーバと通信が行われるしくみだった。

同社がマルウェアの挙動について解析したところ、プログラムの停止処理を無視するサンドボックスの性質の裏をかいて攻撃を行わずに終了したり、例外処理に弱い静的解析を突破するようプログラミングされているなど、セキュリティ対策製品の検知を回避するよう工夫されていたという。

同社が確認したメール添付ファイルのSHA256によるハッシュ値は以下のとおり。

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(Security NEXT - 2017/08/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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