「Drupal」に複数の脆弱性 - リモートよりコード実行のおそれ
コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「Drupal」に深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。アップデートがリリースされている。
開発チームによれば、同システムの「PECL YAMLパーサー」において、PHPオブジェクトの処理に脆弱性「CVE-2017-6920」が存在するという。同脆弱性を悪用されるとリモートよりコードを実行されるおそれがあり、重要度は5段階中2番目にあたる「クリティカル(Critical)」にレーティングされている。
同脆弱性より重要度は低いものの、第三者によりファイルをアップロードされ、ファイルの配布などに悪用されるおそれがある脆弱性「CVE-2017-6922」や、「RESTfulウェブサービスモジュール」利用時に影響を受ける「CVE-2017-6921」など、あわせて3件の脆弱性が判明した。
開発チームでは、脆弱性を解消したアップデート「同8.3.4」および「同7.56」をリリース。アップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2017/06/22 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Sitecore」や「Linuxカーネル」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
WordPress向け「RingCentral」連携プラグインに深刻な脆弱性
「Movable Type」のPWリセット機能に複数脆弱性 - 修正版公開
ヘッドレスCMS「Directus」に脆弱性 - 7月の更新で対処
CMS「Drupal」の二要素認証モジュールに認証回避のおそれ
「PowerCMS」に6件の脆弱性 - 修正版が公開
「WordPress 4.6」以前へのセキュリティ更新を7月に停止
攻撃確認済み脆弱性をCISAが警鐘 - 「Craft CMS」など5件
「TYPO3」向けユーザー管理用拡張機能に深刻な脆弱性
「a-blog cms」に「SSRF」など複数脆弱性 - アップデートで修正