「PowerCMS」に6件の脆弱性 - 修正版が公開
アルファサードが提供するコンテンツマネジメントシステム(CMS)の「PowerCMS」に複数の脆弱性が確認された。アップデートが呼びかけられている。
「PowerCMS 6.7」「同5.3」「同4.6」および以前のバージョンにパストラバーサルの脆弱性「CVE-2025-41396」「CVE-2025-46359」をはじめ、あわせて6件の脆弱性が明らかとなったもの。
クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2025-36563」「CVE-2025-41391」や、CSVファイルにおける無害化の不備「CVE-2025-54752」、ファイル検証不備「CVE-2025-54757」なども明らかとなっている。
なかでも、「CVE-2025-46359」については、今回判明したなかにおいて共通脆弱性評価システムのベーススコアがもっとも高く、「CVSSv4.0」において「8.6」、「CVSSv3.1」では「7.2」と評価されている。改ざんされたバックアップファイルが管理者によってリストアされた際、任意のコードを実行されるおそれがある。
脆弱性の判明を受けて、同社は2025年7月31日に脆弱性を解消した「PowerCMS 6.71」「同5.31」「同4.61」を公開。アップデートを強く推奨している。
(Security NEXT - 2025/08/01 )
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