攻撃確認済み脆弱性をCISAが警鐘 - 「Craft CMS」など5件
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、悪用が確認されている5件の脆弱性について注意喚起を行った。
現地時間2025年6月2日、悪用が確認された脆弱性5件を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へあらたに登録し、米国内の行政機関へ対策を促すとともに、広く注意を呼びかけた。
コンテンツマネジメントシステム(CMS)である「Craft CMS」では、コードインジェクションの脆弱性「CVE-2024-56145」など2件の脆弱性が標的となっている。
既知のファイルに対して PHPコードなどの任意の値を挿入できる「CVE-2025-35939」については、同じく「Craft CMS」の脆弱性である「CVE-2025-32432」や「Yii 2」の脆弱性「CVE-2024-58136」と組み合わせて悪用される可能性もあるという。
「ConnectWise ScreenConnect」では、認証不備の脆弱性「CVE-2025-3935」が悪用されており、マシンキーが把握されるとリモートからコードを実行されるおそれがある。
またASUS製ルータ「RT-AX55」におけるOSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2023-39780」や、すでにサポートが終了していると見られる「Lyra Mini」「GT-AC2900」に確認された「CVE-2021-32030」なども攻撃の標的となっており、注意が必要となる。
(Security NEXT - 2025/06/03 )
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