Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「a-blog cms」に脆弱性、すでに攻撃も - 侵害状況の確認を

アップルップルが提供するコンテンツマネジメントシステム「a-blog cms」に脆弱性が明らかとなった。すでに悪用が確認されているという。アップデートや侵害状況の確認などを行うよう呼びかけられている。

信頼できないデータをデシリアライズする脆弱性「CVE-2025-31103」が明らかとなったもの。細工されたリクエストによって、任意のファイルをサーバ上に設置されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSS v3.0」において、本脆弱性のベーススコアは「7.5」と評価されており、機密性や可用性には影響がないとされている。

ただし、設置されたファイルに含まれるスクリプトを実行される可能性があり、状況によってはより大きな影響を及ぼすおそれがある点に注意が必要。すでに脆弱性を悪用した攻撃も確認されているという。

同社は2025年3月22日、これら脆弱性を修正した「同3.1.37」「同3.0.41」「同2.11.70」「同2.10.58」「同2.9.46」「同2.8.80」をリリースした。

(Security NEXT - 2025/03/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Elasticのエンドポイント対策「Elastic Defend」に脆弱性 - 修正版を提供
NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
「NVIDIA App」インストーラに脆弱性 - 権限昇格のおそれ
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
「Dell CloudLink」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 独自修正も
Apple、「macOS Tahoe 26.1」をリリース - 脆弱性105件を修正