「a-blog cms」に脆弱性、すでに攻撃も - 侵害状況の確認を
アップルップルが提供するコンテンツマネジメントシステム「a-blog cms」に脆弱性が明らかとなった。すでに悪用が確認されているという。アップデートや侵害状況の確認などを行うよう呼びかけられている。
信頼できないデータをデシリアライズする脆弱性「CVE-2025-31103」が明らかとなったもの。細工されたリクエストによって、任意のファイルをサーバ上に設置されるおそれがある。
共通脆弱性評価システム「CVSS v3.0」において、本脆弱性のベーススコアは「7.5」と評価されており、機密性や可用性には影響がないとされている。
ただし、設置されたファイルに含まれるスクリプトを実行される可能性があり、状況によってはより大きな影響を及ぼすおそれがある点に注意が必要。すでに脆弱性を悪用した攻撃も確認されているという。
同社は2025年3月22日、これら脆弱性を修正した「同3.1.37」「同3.0.41」「同2.11.70」「同2.10.58」「同2.9.46」「同2.8.80」をリリースした。
(Security NEXT - 2025/03/28 )
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