2017年1Q、フィッシングサイトへ誘導されたユーザーが2割増
フィッシングサイトへ誘導されるケースが増加している。トレンドマイクロによれば、2017年第1四半期にフィッシングサイトへ誘導されたユーザーは、前四半期から2割以上増加したという。
フィッシングサイトへ誘導された利用者数(グラフ:トレンドマイクロ)
同社クラウド基盤による検出状況を取りまとめたもので、2017年第1四半期にフィッシングサイトへ誘導された利用者は約52万3000件だった。前四半期の約42万7000件から約22%増となり、前年同期の31万6000件と比較しても約1.7倍に拡大している。
同四半期は、Officeのプロダクトキーが不正にコピーされた可能性があるとだまし、マイクロソフトアカウントの詐取を試みるフィッシングが目立ったという。
マルウェア感染などの偽警告を表示してユーザーの不安を煽り、製品の購入やサポート契約に誘導する詐欺も引き続き発生しており、同社では650件の問い合わせに対応した。前四半期の758件から減少したものの、前年同期の99件を大きく上回る。実被害に関する報告も20件以上確認された。
(Security NEXT - 2017/06/01 )
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