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「MongoDB」の探索行為、国内でも増加を観測 - 「ビッグデータ」が標的に

インターネットにおいて不用意に公開されている「MongoDB」を探索するアクセスの増加を国内で観測したとして、警察庁が注意を呼びかけている。

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27017番ポートに対するアクセス件数の推移(グラフ:警察庁)

同庁が設置する定点観測システムにおいて、「MongoDB」で利用するTCP 27017番ポートに対するアクセスの増加を観測したもの。

従来よりセキュリティに関連する非営利組織や、脆弱性データベースによるアクセスを観測していたが、1月1日以降、発信元がわからない探索行為が急増したという。

「MongoDB」に関しては、今回のアクセス増加が観測された時期と同時期に、外部よりアクセス可能となっているデータベース内のデータを削除し、復旧を条件に金銭を支払うよう脅迫する攻撃が観測されており、セキュリティ専門家が注意を呼びかけていた。

(Security NEXT - 2017/02/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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