Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

療養費データ12.7万人分のデータが所在不明 - 大阪府国保連

大阪府国民健康保険団体連合会において、後期高齢者医療における9月分の療養費に関するデータが保存された光磁気ディスクを紛失したことがわかった。

同連合会によれば、11月18日に大阪府後期高齢者医療広域連合から受け取った光磁気ディスクを紛失したもの。同ディスクには、9月分の「柔道整復施術療養費」と「はり・きゅう、あん摩・マッサージなど施術療養費」の支払い済み申請書データが保存されていた。あわせて12万7804人分の保険者名、被保険者氏名、被保険者証番号のほか、施術者名や支給金額などが含まれる。

12月1日に10月分のデータを同ディスクに上書きして作成しようとした際、紛失していることが判明した。すでに処理を終えており、請求の支払いに影響はないとしている。

今回の問題を受け、同連合会では外部媒体によるデータの授受を廃止し、専用回線のネットワーク経由によるデータ授受に変更するなど、再発防止策を講じるとしている。

(Security NEXT - 2016/12/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

神戸市、個人情報の不正操作で職員処分 - 保険料増額の通知から発覚
組合加入事業所の個人情報を他社へ誤提供 - 土健保
案内メール誤送信で事業所担当者のメアド流出 - 協会けんぽ
組合員情報含むUSBメモリを紛失、データは暗号化 - 建設連合国保組合
委託先医療機関が他社の健診結果を誤送付 - ITS健保
データ削除漏れ、健診結果を誤送信 - 鹿児島県国保連合会
患者情報含む診療報酬明細書を紛失 - 聖マリアンナ医科大病院
住民票などの文書を別事業所へ誤送付 - 全国土木建築国保
介護保険事業者の届出書類一式が所在不明に - 新潟県
一部マイナ保険証で他人情報と紐付け - 1年強で7000件超