Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

約42万件の個人情報が委託先から流出、ランサム被害で - 豊田市

豊田市は、納税通知書などの印刷業務を委託していた事業者より個人情報が流出したことを明らかにした。

業務委託先のイセトーにおいてランサムウェアの被害が発生し、同市に関連する納付通知書などのデータ103万5603件、推計でのべ41万9254人分の個人情報が外部へ流出したもの。

具体的には、市県民税、軽自動車税、固定資産税、都市計画税、国民健康保険税などの納税通知書のほか、市営住宅使用料の納付通知書、介護保険料納入通知書、後期高齢者医療保険料納入通知書、新型コロナ予防接種券、非課税世帯等給付金確認書、子育て世帯臨時特別給付金申請書などの印刷を委託していた。

これら通知書には氏名、住所、税額、生年月日、保険料、口座情報などの情報が含まれる。システム改修用データが、業務終了後消去するべきところ消去されておらず、外部に流出したという。

当初5月29日の段階では、同社より同市に関する個人情報について流出はないとの報告を受けていた。その後、6月18日に流出が確認された個人情報に同市関連情報が含まれていたことが判明。7月2日に同社より報告を受けた。

同問題を受け、同市ではコールセンターを開設し、相談に対応するとしている。

(Security NEXT - 2024/07/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「再配達にはサービス料」、クレカ情報など狙う偽日本郵便に注意
健康靴の通販サイト、個人情報流出の可能性
個人情報含む国勢調査世帯一覧を紛失 - 荒尾市
闇サイトでの個人情報流通を契機に不正アクセス判明 - 不動産管理会社
委託業者の別自治体向け納品ファイルに個人情報 - あま市
USBメモリを紛失、発信機履歴から誤廃棄の可能性 - 福井大病院
米当局、脆弱性5件の悪用に注意喚起 -10年以上前の「Shellshock」関連も
Amazon関連ドメイン取得、3週間で700件以上 - プライム感謝祭を標的か
NoSQLデータベース「Redis」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
IBMのデータ変換プラットフォームに深刻な脆弱性 - 修正版を提供