3割超がランサムウェア被害に楽観的 - 「有名企業以外狙われない」との誤解も
企業や組織におけるIT担当者の3割超が、自組織がランサムウェアの被害に遭う可能性がないとの認識を持っていることがわかった。「大企業や有名企業のみが狙われる」との誤った認識から楽観的に捉えているケースも多いという。
トレンドマイクロが、企業や組織のIT施策において意思決定へ関与する人物を対象に、ランサムウェアに関する意識調査を6月にインターネットで実施したもの。534人が回答した。
同調査によれば、「自組織がランサムウェアの被害に遭う可能性があるか」尋ねたところ、「思う」との回答は65.2%にとどまり、34.8%は、「思わない」と回答した。

被害に遭う可能性がないと考える理由(グラフ:トレンドマイクロ)
誤った認識からランサムウェアの感染被害を楽観視していると見られるケースも目立つ。
ランサムウェアは、メールやウェブサイトの改ざんなどを通じて感染活動を無差別に展開しており、あらゆる組織が攻撃を受けるおそれがあるが、被害に遭う可能性がないとする理由を、「自社は大企業または有名企業ではないから」とする回答が45.7%と半数近くにのぼったという。
また「これまでにランサムウェアの攻撃を受けたことがない」ことを理由に挙げるケースも36.6%と少なくなかった。
(Security NEXT - 2016/08/01 )
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