CMSサイトで改ざん多発、解析サイト風の悪質コードに注意 - EK誘導でランサム配布
同社によれば、6月以降、コンスタントに感染サイトが確認されていたが、7月3日を境に急増。ピーク時には2日間で約2000件の改ざんサイトを確認したという。
これはあくまで同社が把握した数字で氷山の一角に過ぎず、実際には少なくともこの5倍以上のサイトが被害に遭っているとの見方を示し、こうした改ざんサイトがランサムウェアの拡散に利用されていると指摘している。
被害に遭っていたウェブサイトの傾向を見ると、74%が「Joomla!」、13%が「WordPress」を利用。特に「Joomla!」の旧版は、被害が発生したサイトの56%を占めるなど突出していた。
全体の60%が旧版のこれらCMSを利用するサイトの被害だが、一方で最新版を利用しているサイトも27%にのぼっており、同社はCMS本体のコア部分ではなく、アップデートが行われていないプラグインや拡張機能などの脆弱性が狙われていると見ている。
同社は、ウェブサイトの運営者に対して、追加されているコードを見つけた場合は、安全性を調べる前に、まずは運営者自身で挿入したものであるか確認するよう注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2016/07/11 )
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