Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

カスペ、国内で制御システム向けセキュリティ対策サービスを開始

Kaspersky Labのクリティカルインフラストラクチャ・プロテクションビジネス部で部長を務めるAndrey Suvorov氏は、インフラに対する攻撃は短期間で実施される一方、ワンステップで攻撃は成功せず、途中の段階でいち早く検知することの重要性について語った。

20160525_kl_002.jpg
デモの様子

また製品の特徴を説明したKaspersky Labフューチャーテクノロジー部の部長で技術戦略責任者であるAndrey Doukhvalov氏は、技術プロセスには介入せず、システムを中断させないとし、制御システムに求められる継続性への影響を抑えている点を強調した。

同ソリューションの導入にあたり、カスペルスキーでビジネスディベロップメントマネージャーの松岡正人氏は、「工場のアセットを追加するのと同じ」と説明。アセスメントを行い、プロジェクトの設計を行うことや、制御システムの導入に携わるSIパートナーの協力が必要と述べた。

標準的な導入の場合、1年目のライセンス費用も含めて25万ドルから。同社では、評価を希望する企業を3社ほど募り、国内展開の足がかりとしたい考え。

(Security NEXT - 2016/05/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「JVN iPedia」登録、前四半期から4割減 - 累計20万件を突破
産業制御システムのインシデント対応に必要な機能を解説した手引書
米当局、脆弱性3件の悪用に注意喚起 - FortinetやIvantiの製品が標的に
インシデント件数が約1割増 - 「スキャン」報告が倍増
2023年4Qの「JVN iPedia」登録、前四半期の約1.6倍に
「JVN iPedia」の登録数、前四半期比3.7倍に - 前年分公開の影響で
3Qのインシデント、前期四半期比25%減 - 「サイト改ざん」が大幅減少
「制御システムセキュリティカンファレンス2024」の講演者を募集
2Qの「JVN iPedia」の登録数、前四半期比約1.2倍に
2Qのインシデント件数、前四半期比6%減 - 「スキャン」半減