カスペ、国内で制御システム向けセキュリティ対策サービスを開始
カスペルスキーは、重要インフラやプラントなど産業用制御システム向けセキュリティ対策サービス「Kaspersky Industrial CyberSecurity(KICS)」を提供開始した。

Andrey Suvorov氏(画面左)とAndrey Doukhvalov氏(同右)
同ソリューションは、サイバー攻撃から産業用制御システムを保護するもので、ソフトウェアやサービス、アセスメント、演習、インテリジェンスなどを組み合わせて提供する。海外では2015年12月にリリースされている。
同ソリューションでは、制御システム向けに開発した監視用ソフトウェア「KICS for NETWORKS」を活用。ミラーポートより取得したパケットを監視。SCADAやPLCの通信プロトコルをサポートし、異常を検知して警告を行ったり、ログを保存することが可能。
またホワイトリストやブラックリストを利用したアクセス制御や、SIEMとの連携による脆弱性評価など、エンドポイント保護製品をもとに開発した「KICS for NODES」を提供する。
国内展開にあたり、記者会見に登壇した同社代表取締役社長の川合林太郎氏は、2月に行われたダボス会議において、物理的なテロ以上にサイバー攻撃が脅威として認知されていることや、Allianz Risk Barometerにおいても、脅威としての認識が年々高まっており、喫緊の課題となっていると指摘した。
(Security NEXT - 2016/05/25 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「JVN iPedia」の登録数、前四半期比3.7倍に - 前年分公開の影響で
3Qのインシデント、前期四半期比25%減 - 「サイト改ざん」が大幅減少
「制御システムセキュリティカンファレンス2024」の講演者を募集
2Qの「JVN iPedia」の登録数、前四半期比約1.2倍に
2Qのインシデント件数、前四半期比6%減 - 「スキャン」半減
「情報セキュリティ白書2023」を7月25日に発売 - PDF版も公開予定
産業制御システム向け侵入検知製品の導入手引書を公開 - IPA
1Qの脆弱性DB「JVN iPedia」登録数、2期連続で減少
1Qのインシデント件数はほぼ横ばい - 「スキャン」が増加
3月のMS月例パッチ、産業制御システムへの影響に注意を