Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

4Qの「JVN iPedia」登録は6894件 - 「NVD」公開遅延で減少

2024年第4四半期に脆弱性データベース「JVN iPedia」へ登録された脆弱性情報は6894件だった。「NVD」における情報公開の遅延が影響し、前四半期から減少している。

「JVN iPedia」は、脆弱性情報を収録するデータベース。2007年4月より公開している。国内のソフトウェア開発者による公表情報をはじめ、脆弱性情報ポータルサイト「JVN」、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」で公開された情報などを収録している。

情報処理推進機構(IPA)によれば、同四半期に登録された脆弱性情報は6894件。「NVD」における脆弱性情報の公開が遅延した影響で、前四半期の8763件から減少した。

収集元としては「NVD」が6591件と約95.6%を占めており、「JVN」が301件、国内製品開発者からの情報が2件だった。累計は22万3690件、英語版では累計2942件が登録されている。

登録された脆弱性の種類別では、「クロスサイトスクリプティング」が979件でもっとも多く、「SQLインジェクション」が431件、「境界外書き込み」が369件、「解放済みメモリの使用」が320件と続く。

20250127_ip_001.jpg
「JVN iPedia」へ登録状況推移(グラフ:IPA)

脆弱性の影響を受ける製品としては、「Qualcommコンポーネント」が1685件で最多。次いで「Linuxカーネル(1157件)」「Android(315件)」「macOS(248件)」が多かった。

カテゴリ別に見ると、上位20製品中17製品が「OS」だった。画像ビューア「IrfanView」やブラウザ「Chrome」も入っている。

登録された産業制御システムの脆弱性は266件で、累計で6737件となった。

JVN iPediaにおいて脆弱性対策情報の登録件数が多かった上位20製品は以下のとおり。

1位:Qualcommコンポーネント(1685件)
2位:Linuxカーネル(1157件)
3位:Android(315件)
4位:macOS(248件)
5位:iOS(164件)
5位:iPadOS(164件)
7位:Windows Server 2022(156件)
8位:Adobe Experience Manager(151件)
9位:Windows Server 2019(135件)
10位:Windows 11(126件)
11位:Windows 10(116件)
12位:Windows Server 2016(109件)
13位:Windows Server 2012(98件)
14位:watchOS(86件)
14位:Fedora(86件)
16位:IrfanView(83件)
17位:Google Chrome(82件)
18位:Windows Server 2008(79件)
19位:tvOS(78件)
20位:HarmonyOS(77件)

(Security NEXT - 2025/01/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

前回からわずか2日、「Chrome」が更新 - 「クリティカル」脆弱性を解消
セキュリティリリース「WordPress 7.1.1」が公開 - 脆弱性を解消
Ciscoのファイアウォール製品に多数の脆弱性 - 一部で悪用も
DB管理ツール「pgAdmin 4」に複数の脆弱性 - 修正版が公開
「pgAdmin 4」に深刻な脆弱性 - 前回修正の不備も
従業員アカウントが侵害、なりすましメールが送信 - ホテル運営会社
一部@cosme会員情報がネット上で閲覧可能に - ファイル転送時にミス
不正アクセスで約771万件の個人情報が流出 - ムラウチドットコム
熊本県の就職移住支援サイトが改ざん - 偽警告でサブスクアプリに誘導
Mozilla、「Firefox 156」をリリース - 脆弱性73件に対応