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都が中小企業向けに相談窓口 - 支援ネットワーク「Tcyss」を設立

東京都は、中小企業向けにサイバーセキュリティに関する相談窓口を設置した。また「東京中小企業サイバーセキュリティ支援ネットワーク(Tcyss)」をあわせて設立している。

今回設置した相談窓口は、2015年12月25日に警視庁や中小企業支援機関5団体と締結した協定にもとづくもの。都内の中小企業者などを対象に、情報セキュリティ対策の強化や情報流出事案に関する相談へ対応する。窓口や電話、ウェブサイトのフォームで受け付ける。

また都は、中小企業のサイバーセキュリティ対策の強化を支援する目的で、警視庁や東京商工会議所、東京都商工会議所連合会、東京都商工会連合会、東京都中小企業団体中央会、東京都中小企業振興公社の5団体のほか、セキュリティ関連機関、弁護士、研究者、関連ベンダーなどと連携。あらたに「東京中小企業サイバーセキュリティ支援ネットワーク(Tokyo Cyber Security Support network for small and medium enterprises)」を設置した。

相談窓口へ寄せられた内容によっては、「Tcyss」で連携して対応を進めるほか、サイバーセキュリティの啓発活動や情報共有、インシデント発生時の相互連携などを展開する。

(Security NEXT - 2016/04/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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