不正送金マルウェアが14.1倍増 - ダウンローダーも倍増
一方、「自己伝染機能」「潜伏機能」「発病機能」のいずれも持たず、ウイルスの定義にあてはまらない「不正プログラム」の検出数は12万19件。前期の5万8412件から倍増した。
別ウイルスを感染させる「Downloader」が全体の48.3%を占めており、前四半期比2.8倍となる5万7932件へと拡大。増加率の面では、オンラインバンキングのアカウント情報を窃取し、不正送金の原因となる「Bancos」が前四半期の14.1倍となる6903件へと目立って増加している。
ウイルスと不正プログラムを合計した12万2099件の検出経路は、ユーザー自身やマルウェアによってダウンロードされたファイルが10万9241件で、全体の89.5%にのぼる。次に多かったのが検出経路が不明なケースで8.7%。メールの添付ファイル経由は1.7%にあたる2094件。前期の3661件より減少した。
(Security NEXT - 2016/01/27 )
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