不正送金マルウェアが14.1倍増 - ダウンローダーも倍増
2015年第4四半期は、ウイルスの検出数および届出数が減少した。一方、不正プログラムの検出数は倍増しており、なかでも不正送金マルウェアが高い増加率を示している。

ウイルス届出件数の推移(グラフ:IPA)
情報処理推進機構(IPA)が2015年第4四半期に受け付けたマルウェアの届出状況を取りまとめたもの。同四半期のウイルス検出数は2080件で、前四半期の3770件を大きく下回った。前四半期は2069件だった「Mydoom」が483件へ縮小したことが大きく影響している。一方「Virut」は前期の4件から616件に急増し、最多だった。
同一の届出者のもとで、同種のウイルスが同日中に複数検出された場合に1件とカウントする「届出件数」は、2006年から減少傾向が続いている。同四半期は564件で、前四半期の685件を下回った。同四半期には、2件の感染被害報告が寄せられている。
(Security NEXT - 2016/01/27 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年11月30日〜2025年12月6日)
先週注目された記事(2025年11月23日〜2025年11月29日)
先週注目された記事(2025年11月16日〜2025年11月22日)
先週注目された記事(2025年11月9日〜2025年11月15日)
先週注目された記事(2025年11月2日〜2025年11月8日)
「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的
先週注目された記事(2025年10月26日〜2025年11月1日)
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
監視カメラやNASを狙う「Mirai」感染活動を引き続き観測 - JPCERT/CC
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少

