LINEでのプライベートな会話、流出するケースは?
1つめは、端末やアプリに対してパスワードによるロックを設定しておらず、第三者がスマートフォンへ物理的にアクセスできる場合。いわゆる端末の「のぞき見」であり、こうした問題はLINEに限らず、さまざまなアプリで表示された情報を閲覧されるおそれがある。
2つめは、スマートフォン以外のパソコンやタブレット端末から同時に同じアカウントへアクセスする場合。LINEが提供する機能だが、同機能を利用するには、複数の条件をクリアする必要がある。
この場合、ログイン時にメールアドレスとパスワードを入力しなければならないほか、初回利用時にスマートフォンへ発行されたPINコードによる認証が求められるため、端末へ物理的にアクセスできる環境が必要。また他デバイスからログインされた場合は、本人のスマートフォンアプリに通知が届くといった対策が講じられているという。
3つめは、バックアップデータを用いて別の端末に環境を復元するケース。iPhoneでは、バックアップデータを用いて、容易に環境を移行したり、復元することが可能となっている。
バックアップデータを用いる場合は、端末へ物理的にアクセスでき、パソコンと接続してバックアップ操作が必要。端末にパスワードが設定されている場合は、パスワードを突破する必要がある。しかし、パスワードが設定されていなかったり、予測されてしまうと、別の端末に復元して同アプリの起動に成功すると会話が閲覧されてしまう可能性がある。
(Security NEXT - 2016/01/26 )
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