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米当局、悪用が確認されている脆弱性6件に注意喚起

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、悪用が確認された6件の脆弱性について注意喚起を行った。

現地時間2025年2月11日に4件、翌12日に2件と立て続けに6件の脆弱性を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加し、注意を呼びかけた。

米国内の行政機関では、同リストへ追加された脆弱性を指定された期限内に対応する義務が生じる。また脆弱性そのものは広く悪用される可能性がある。

具体的には、Zyxel製のDSL回線へ接続するために用いられるネットワーク機器に判明したコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-40890」「CVE-2024-40891」を追加。

マイクロソフトが2月の月例パッチで修正した「Windowsストレージ」に関する「CVE-2025-21391」、「Windows Ancillary Functionドライバ」の「CVE-2025-21418」を登録した。

さらにAppleの「iOS」や「iPadOS」において物理的な環境からUSB制限モードが無効にできる「CVE-2025-24200」、Mitel製IP電話「Mitel 6800シリーズ」「同6900シリーズ」「同6900wシリーズ」や会議用デバイス「同6970会議ユニット」において任意のコマンドが実行されるおそれがある引数インジェクションの脆弱性「CVE-2024-41710」を追加している。

(Security NEXT - 2025/02/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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