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障害者施設で2度にわたり個人情報を無断持出 - 三重県

三重県厚生事業団は、同事業団が運営する障害者施設「三重県いなば園」の職員が、利用者や職員などの個人情報を無断で複製し、持ち出していたことを明らかにした。

同団体によれば、2022年8月と2024年5月に、いなば園の職員が、同園が管理するサーバから無断で個人情報を含むデータを複製。持ち出していたことが、調査の結果判明した。

持ち出されたデータには、同園の利用者や保護者、役員、職員、外部関係者の氏名など1384人分の個人情報が含まれる。

問題発覚後、持ち出した職員を特定し、無断で複製されたデータをすべて回収。あわせてデータが他メディアへ保存されていないことを確認したという。同施設外部への流出なども確認されていない。

同団体では、対象となる関係者に通知を送付するとともに、個人情報保護委員会への報告を行った。

今回の問題を受け、同団体では機密情報を含むデータは別に設定した保存媒体で保管。アクセス権限のある者以外が物理的にアクセスできないよう措置を講じた。また職員への研修を実施し、再発の防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2025/01/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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