Fortraのセキュリティ製品、暗号化バイパスの脆弱性を修正
Fortra(旧HelpSystems)のエンドポイント向けセキュリテイ製品「Digital Guardian Windows Agent」において、USBセキュリティ機能を回避される脆弱性が判明した。
リムーバブルメディアを暗号化するコンポーネント(RME)に起因する脆弱性「CVE-2024-3334」について明らかにしたもの。2023年11月に報告を受けたという。USBデバイスのメタデータを改ざんすることで、暗号化の制御を回避されるおそれがある。
すでに暗号化されたデータについては影響を受けない。悪用には物理的なアクセスが必要としており、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「4.3」、重要度は「中(Medium)」とレーティングされている。
同社では、Windows向けエージェント「8.2.0」で同脆弱性を修正。同バージョン以降へアップデートするよう求めている。またあたらしい「RME」のルールを適用する必要がある。
(Security NEXT - 2024/11/21 )
ツイート
PR
関連記事
ビデオ会議の「Zoom」に複数脆弱性 - 最新版に更新を
米政府、国家支援攻撃者によるF5侵害受け緊急指令
F5にサイバー攻撃 - 未公開の脆弱性含む機器関連情報が流出
F5、「BIG-IP」「F5OS」の複数脆弱性に対応 - 最新版へ更新を
米当局、「AEM Forms」の深刻な脆弱性狙う攻撃に注意喚起
「Samba」に深刻なRCE脆弱性 - アップデートが公開
Adobe、12製品で修正パッチを公開 - クリティカル脆弱性を解消
「Firefox 144」がリリース - 複数の脆弱性を修正
商談会の案内メールで送信ミス、メアドが流出 - 長野県産業振興機構
MS、10月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性3件に対応