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「Cisco NX-OS」に不正イメージを起動できる脆弱性

Cisco Systemsのデータセンター向けのスイッチに搭載されているOS「NX-OS」に、脆弱性が明らかとなった。同社は対象機器の「BIOS」や「NX-OS」を更新するよう求めている。

現地時間12月4日にセキュリティアドバイザリを公開し、イメージの署名検証をバイパスできる脆弱性「CVE-2024-20397」について明らかにしたもの。

セキュアブートをサポートする「Cisco MDS」「Cisco Nexus」「Cisco UCSファブリックインターコネクト」が影響を受ける。

ブートローダの設定に問題があり、ブートローダのコマンドを実行して署名がないソフトウェアを読み込み、起動できる。

物理的にアクセスできる場合、認証を必要とすることなく脆弱性を悪用することが可能。また管理者権限を持つ場合は、リモートからも悪用できるという。

(Security NEXT - 2024/12/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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