フィッシングサイト件数が前年比1.6倍 - ネットゲームが標的に
2014年度はフィッシングの報告件数が減少したものの、フィッシングサイトのURL件数は1.6倍へ増加したことがわかった。
2014年4月から2015年3月までの1年間におけるフィッシングの動向についてフィッシング対策協議会が取りまとめたもの。同協議会へ寄せられたフィッシング報告件数は1万4085件で、前年度の1万5171件から改善した。
2013年度後半の2014年1月に4656件とピークを迎え、2014年度に入ってからも6月に4403件まで増加した。7月以降は減少傾向に転じ、2015年1月に2156件と一時的な増加も見られたが、概ね600件前後で推移している。1月の急増は、金融機関を狙ったフィッシングが影響した。
フィッシングサイトのURL件数を見ると、2014年度は4110件で前年度の2522件から1.6倍へと拡大。悪用されたブランドは153件で、こちらも前年の136件を上回った。オンラインゲームを装うフィッシングが目立っているという。
(Security NEXT - 2015/09/11 )
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