スマホのワンクリック請求やランサムウェアなどの相談目立つ
2015年第1四半期において、セキュリティに関する相談件数が増加している。なかでもスマートフォンの「ワンクリック請求」と「ランサムウェア」に関する相談が急増したという。
情報処理推進機構(IPA)が、2015年第1四半期の不正アクセス届出状況や相談状況をまとめたもの。同四半期に届出があった不正アクセスは30件で、前期の34件から減少。そのうち21件で被害が発生している。
被害の内訳は「なりすまし」が7件と最多だったが、前期の19件からは後退。「不正プログラム埋込」が6件、「その他」4件、「DoS」と「侵入」が各2件と続く。原因を見ると、「古いバージョン使用、パッチ未使用」が8件、「ID、パスワード管理不備」が6件、「設定不備」が2件だった。
同四半期に寄せられた相談件数は3708件で、前期の3311件から12%増となった。「ワンクリック請求」に関する相談は898件で、前期の733件を上回った。そのうち348件がスマートフォン利用者からの相談で、前期の1.6倍と過去最多となった。
また同四半期は「ランサムウェア」に関する相談が急増し、前期の5倍にあたる31件の相談が寄せられた。そのうち実際に感染していたのは27件だった。このほか、「オンラインバンキング」に関する相談が30件寄せられた。
(Security NEXT - 2015/07/27 )
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