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「年金情報が漏洩した」との電話は詐欺 - 「年金流出処理委員会」名乗るケースも

日本年金機構の個人情報漏洩事件に便乗した不審電話の相談が、早くも国民生活センターへ寄せられている。「あなたの年金情報が流出している」「流出した年金情報を削除できる」などと持ちかける電話は相手をせずにすぐ切るべきだ。

個人情報の削除を持ちかける詐欺は従来から発生しており、日本年金機構の漏洩事件発生直後より便乗詐欺への懸念が出ていたが、実際に国民生活センターへ相談が寄せられはじめている。

同センターに寄せられた事例としては、「日本年金機構」を名乗り、最初に実際の名前を告げた上で「個人情報が漏洩した」と説明。「本人に直接伝えたいことがある」などと話を持ちかけてきた。

また架空の団体「年金流出処理委員会」を名乗ったケースでも、年金情報が流出しているなどと電話で説明。「ほかにも流出しているかもしれない」などと不安を煽り、家族にいる年金受給者の情報を聞きだそうとしたという。

さらには、国民生活センターの職員を名乗ったケースもある。「年金機構の事件で個人情報が3社に漏洩し、2社で削除できたが1社は削除できない」などと騙す劇場型の典型的な個人情報削除詐欺に見られる手口で、「代理人が引き受けてくれるので削除できる」などとうその説明を行ったという。

国民生活センターは、今回の事件に関連し、日本年金機構や関係者などが電話やメールで連絡を取ることはないと説明。年金情報が流出したなどとしてかけてくる電話に対しては相手をせず、すぐに切るようアドバイス。また不安を感じたら、消費生活センターなどへ相談するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2015/06/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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