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ZACROSのランサム被害 - 個人情報約15万人分が流出か

包装資材の製造を手がけるZACROS(旧藤森工業)は、サイバー攻撃を受けた問題で、約15万件の個人情報が流出した可能性があることを明らかにした。

同社では、生産管理システムや基幹システムの一部サーバがランサムウェアを用いたサイバー攻撃を受け、一部データが暗号化される被害が発生。2024年9月27日に事態を公表するとともに対策を進めている。

情報が流出した可能性があるとして監視を行っており、同社役職員の氏名や役職など個人情報38件が含まれる資料など13件がインターネット上に公開されたことがこれまでに判明、公表しているが、社内調査を完了し、15万7203件の個人情報についても流出した可能性があると結論付けた。

具体的には、取引先や関係先など関係者14万3718人に関する個人情報。氏名、会社名、役職名、会社住所、業務用電話番号、業務用メールアドレスなど含まれる。

さらに同社の役職員および家族1万3485人の氏名、住所、電話番号、生年月日、性別、基礎年金番号、保険者番号、マイナンバーなども流出したおそれがあるという。

(Security NEXT - 2025/01/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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