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iOSアプリに感染する新種マルウェア - 脱獄なしで感染拡大

米Palo Alto Networksは、Apple製品の利用者を標的とした新種のマルウェアを確認したことを明らかにした。

今回確認された「WireLurker」は、iPhoneやiPadなどに搭載されている「iOS」を標的としたマルウェア。「Mac OS X」のUSB経由でiOSデバイスを攻撃するのが特徴で、インストール済みのiOS向けアプリに感染するほか、バイナリファイルの置換で悪意あるiOSアプリを自動生成する機能を備えていた。

また企業内アプリの配信機能を悪用することで、脱獄やジェイルブレイクと呼ばれるルート化を行っていないiOSデバイスに対してもアプリをインストールするという。

同マルウェアを分析した同社は、「WireLurker」について従来にないマルウェアであると指摘。政府関連機関や企業のほか、Apple製品の利用者が危険にさらされるとして注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/11/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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