米国からのスパム送信比率が半減 - 日本は11位
大量のスパムの送信元となっている米国だが、2014年第3四半期はトップの座を守りつつも、全体に占める割合が大幅に減少したことが、ソフォスの調査で判明した。
同社が7月から9月にかけて収集したスパムの送信国について取りまとめたもの。レポートによれば、同四半期のスパム最多送信国は、前四半期と同じ「米国」だった。しかし割合を見ると、前四半期は24.2%と約4通に1通が米国から送信されていたが、同四半期では11.5%へと半減した。
2位には、前回調査で3位だった「中国(9.1%)」が浮上しており、米国との差は小さいものとなっている。3位に「フランス(6.4%)」が続く。日本の割合は3%で11位だった。
一方、1人あたりのスパム送信量によるランキングでは、「ブルガリア」がトップ。1人あたりの送信量は米国の4.9倍にのぼったという。同社がまとめた上位10カ国のスパム送信国は以下のとおり。
スパム送信国の上位10カ国
1位:米国
2位:中国
3位:フランス
4位:ロシア
5位:イタリア
6位:韓国
7位:ベトナム
8位:ドイツ
9位:ウクライナ
10位:アルゼンチン
人口比率を踏まえたスパム送信国上位10カ国
1位:ブルガリア
2位:ウルグアイ
3位:スイス
4位:韓国
5位:イスラエル
6位:フランス
7位:台湾
8位:イタリア
9位:ベラルーシ
10位:ラトビア
(Security NEXT - 2014/11/05 )
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