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2020年の緊急対応支援、3割強が「Emotet」 - ラック

ラックは、2020年にインシデントの緊急対応を支援するサービスで対応したインシデントの傾向について取りまとめた。「Emotet」を中心にランサムウェアなど、マルウェア対応が半数超を占めた。

2020年の支援件数は大幅に増加。2016年に次いで過去2番目に多い件数だった。対応したインシデントの傾向を見ると、「スパムボット」が35%、「ランサムウェア」が10%、「標的型攻撃」が2%など含め、あわせて52%がマルウェア関連となっている。

マルウェア関連の緊急支援は、2018年は全体の32%だったが、2019年には48%となり、2020年には半数を超えた。背景には「スパムボット」の大半を占める「Emotet」の流行があり、2020年前半の1月から2月、8月から12月にかけて対応が急増したという。10月下旬からはマルウェア「IcedID」に関連も増えた。

マルウェア以外では、「ID不正利用(6%)」「プラットフォームの脆弱性(4%)」「ウェブアプリ脆弱性(4%
)」など含む23%が「サーバ不正侵入」だった。ネットワーク機器の脆弱性に関する相談などが目立つという。

そのほか、「内部犯行」が7%だったほか、「ビジネスメール詐欺(BEC)」や「DDoS攻撃」などの支援は1%だった。

(Security NEXT - 2021/02/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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