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2014年2Qは25万件超のフィッシングを確認 - SNSで標的の情報収集も

マカフィーは、2014年第2四半期の脅威レポートを公開した。25万件を超えるフィッシングサイトを、あらたに確認したという。

同社によれば、同四半期に確認したフィッシングサイトのURL件数は、25万件を超えた。前四半期より微減したものの、ほぼ同水準で推移しており、上半期で50万件超となっている。

またフィッシングの手口についても、巧妙化が進んでいると分析。同じ内容のものを不特定多数に送り付けるのではなく、標的に関する情報をあらかじめ収集し、正規メールと思い込ませるよう内容をカスタマイズしているものも増えているという。

ソーシャルメディアの普及により、攻撃者による攻撃対象の情報収集が容易になっていると指摘。よく知っている相手や仕事を一緒にしている企業からのメールなど、個人や組織が特定でき、本物と思える要素が含まれている場合、メールを信じてクリックしてしまうおそれもあるとして注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/09/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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