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Adobe、Flash Playerの脆弱性2件を修正 - セキュリティ機能のバイパスなど修正

Adobe Systemsは、「Adobe Flash Player」における2件の脆弱性を修正するセキュリティアップデートを公開した。全プラットフォームが対象となっている。

今回のアップデートは、セキュリティ機能がバイパスされる脆弱性「CVE-2014-0503」や、クリップボードのデータが取得される脆弱性「CVE-2014-0504」を解消したプログラム。

同社は、WindowsおよびMac OS X向けに最新版となる「同12.0.0.77
」を提供。最新版へアップデートできないユーザーには「同11.7.700.272」を用意している。またLinux向けには「同11.2.202.346」を提供する。

「Chrome」や「Internet Explorer 10」以降に同梱されているプログラムについては、それぞれのアップデートで対応する。

今回のアップデートについて適用優先度を見ると、3段階中もっとも高い「1」にレーティングされたプラットフォームはなかった。

Linux向けのプログラムについては、30日以内のアップデートを目安とする「2」としており、「Linux」については3段階中もっとも低い「3」に設定している。

(Security NEXT - 2014/03/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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