ストレージ仮想化ソフト「IBM Storage Virtualize」の一部プラグインに脆弱性
IBMが提供するストレージ仮想化ソフトウェア「IBM Storage Virtualize」の「vSphereリモートプラグイン」に認証情報が漏洩する脆弱性が明らかとなった。
「IBM Storage Virtualize vSphere Remote Plug-in」では、仮想アプライアンス(OVA)においてデプロイされた複数のインスタンス間で、共通の暗号鍵を使用する「CVE-2023-43029」が判明したもの。
「IBM FlashSystem」や「SAN Volume Controller」「Storwize」の管理用資格情報や「vSphere」の管理者に関する認証情報、証明書などが外部に漏洩するおそれがある。さらに同プラグインのサポートパッケージには暗号化された機密情報も含まれるという。
脆弱性の悪用には高い権限が必要としており、 IBM X-Forceでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「6.8」、重要度を「中(Medium)」とレーティングした。
「IBM Storage Virtualize vSphere Remote Plug-in 2.0.0」「同1.3.0」「同1.2.0」「同1.1.1」にて脆弱性を修正しており、いずれかのバージョンにアップデートするよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/03/24 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み