2013年12月のフィッシング件数、4万件を下回る
EMCジャパンRSA事業本部は、2013年12月に同社が検知したフィッシング攻撃状況について取りまとめた。前月に引き続き縮小傾向にあり、4万件を下回った。
同社が12月に観測したフィッシング攻撃は、前月の4万2364件を下回る3万6875件。10月は同社の調査開始以来はじめてとなる6万件台と過去最悪を記録したが、その後縮小傾向にある。
フィッシング攻撃を受けた回数の割合を国別に見ると、米国が前月から9ポイント増となる85%。「イギリス(3%)」「オランダ(2%)」が続く。
フィッシング攻撃を受けたブランドは、328件で前月から16件減。5回以上の攻撃を受けたブランドは177件だった。今回はじめて攻撃を受けたブランドはなく、これまで攻撃を受けたブランドが引き続き攻撃を受けている。
攻撃を受けたブランドの割合を国別にみると最多国は22%の米国。イギリスが9%、さらにインドが5%で続く。
フィッシングサイトのホスト国の割合は、36%の米国がトップだが、前月より11ポイント減となった。そこへコロンビアが8%で続く。日本国内でホストされたフィッシングサイトは、前回の7件から31件へと大きく増加している。
(Security NEXT - 2014/02/20 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
3月はフィッシング報告が約25万件で過去最多 - URLは前月比2.3倍に
先週注目された記事(2025年3月16日〜2025年3月22日)
フィッシングURLが約48%減 - 約1年ぶりの2万件台
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
フィッシング報告とURL件数が大幅減 - 旧正月前後は縮小傾向
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増
「セキュリティ10大脅威2025」 - 「地政学的リスク」が初選出