Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2013年第2四半期はインシデント件数が大幅増 - 「ウェブサイト改ざん」1847件

JPCERTコーディネーションセンターは、2013年第2四半期に同センターで把握したインシデントの状況について取りまとめた。ウェブサイトの改ざんなどが急増している。

同センターによれば、同四半期のインシデント件数の合計は9086件。全四半期の5692件から大幅に増加した。一方、サイト管理者などへ対応を依頼した調整件数は2179件で、前四半期より2%減少している。

インシデント件数の月別推移を見ると、4月は1672件だったが、5月は2951件へと急増し、6月にはさらに加速し4463件まで拡大した。

報告を受けたインシデントをカテゴリ別に見ると、システムの弱点を探索する「スキャン」が4629件で、全体の50.9%を占める。前四半期の2379件を大きく上回り、インシデント件数の増加に影響した。

次に多かったのは「ウェブサイト改ざん」で1847件。前四半期の1184件を大きく上回る。4月は314件と落ち着いていたが、5月は505件、6月は1028件に急上昇した。「iframe」や難読化された「JavaScript」が挿入されたインシデントが目立ったという。

「マルウェアサイト」は379件で前四半期の181件から倍増。「ウェブサイト改ざん」と同じ傾向が見られ、5月と6月に急増している。

一方「フィッシングサイト」は287件で、前四半期の474件から減少した「DoS/DDoS」は71件と前回より倍増しているが、インシデントは4月に集中しており、6月はインシデントが確認されなかった。

(Security NEXT - 2013/07/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

3割がセキュ投資増額、56.3%で被害経験 - IDC調査
巧妙化するランサム攻撃、被害の多くが「VPN機器」脆弱性に起因
4社に3社が直近1年にインシデントを経験 - JIPDEC調査
2020年の緊急対応支援、3割強が「Emotet」 - ラック
テレワークのセキュ課題、投資増とガバナンス - IPA調査
2020年4Qのインシデントは1割減 - マルウェアサイトは倍増
2020年3Qのインシデント、前四半期比約1.2倍に - 探索行為やサイト改ざんが増加
約4割でインシデント被害、対応費用は約1.5億円 - 4.4%が「Emotet」経験
委託先や下請け関連のインシデント対応コストが上昇傾向
2019年の標的型攻撃対策製品市場は約460億円 - 5年後には1.5倍に