小中学生のパソコン、4割はウイルス対策不足 - トレンドマイクロまとめ
子どもが利用するすべてのパソコンにおいてウイルス対策を講じている保護者は、約6割にとどまることがトレンドマイクロの調査でわかった。ペアレンタルコントロール機能を活用している保護者は約1割で、フィルタリング利用者とあわせても約3割と低迷している。

セキュリティ対策の状況(グラフ:トレンドマイクロ)
トレンドマイクロが3月28日から29日にかけて、小学4年生から中学3年生までのの保護者を対象に、インターネット上でアンケート調査を実施したもの。有効回答数は412。
同調査では、子どもが利用している端末のウイルス対策状況を尋ねたところ、すべての端末で対策を講じているとの回答は59.2%と6割に届かなかった。
URLフィルタリングを活用しているケースも18%と2割に満たず、セキュリティ対策ソフトなどの制限機能である「ペアレンタルコントロール」を活用しているケースは11.7%と活用が進んでいないという。
子どもによるSNSの利用に関しては、「利用させたくない(38.3%)」「どちらかというと利用させたくない(49.8%)」と否定的な意見が88.1%に上るが、保護者が公開範囲を定めているケースは54.1%と半数にとどまった。
(Security NEXT - 2013/04/17 )
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