Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ネット検索でもっとも危険な有名人はハリポタ女優 - 1割超が脅威サイト

米McAfeeは、「インターネット検索で最もリスクの高い有名人2012」を発表した。最も危険度が高かったのは女優のエマワトソンさんで、検索結果の1割超に悪質なサイトが含まれる。

同調査は、サイトの安全性を評価して表示する「McAfee SiteAdvisor」を使用して、ウェブで有名人の名前を検索して結果から危険なサイトを抽出、全体的な危険度を算出したもの。今回で6回目となる。

もっとも危険度が高かったのは、映画「ハリー・ポッター」シリーズにハーマイオニーグレンジャー役で出演したイギリス人女優のエマワトソンさん。最新画像やダウンロードを検索すると、12.6%以上の確率で、マルウェアやスパム、フィッシングなどの脅威が検出されるサイトに接続する。

全体的な傾向を見ると、ラテン系女性がトップ10中に5人入っており、危険度が高いという。また男性より女性の検索リスクが高く、男性有名人はトップ20中1人しか入っていない。また女優だけでなく、スーパーモデルやミュージシャンも複数ランクインしている。

また年ごとの入れ替わりも激しく、2011年に続いてランキング入りしたのは、キャメロンディアスさんとジェシカビールさんの2人のみだった。

スキャンダルで世間を騒がせた有名人よりも、話題の映画やテレビ番組への出演、賞の獲得などで注目された方が検索リスクが高く、検索ワードに「free downloads」や「nude pictures」を追加すると、危険度が高まるという。

インターネット検索で最も危険な有名人(2012年)

1位:エマワトソン
2位:ジェシカビール
3位:エヴァメンデス
4位:セレーナゴメス
5位:ハルベリー
6位:ミーガンフォックス
7位:シャキーラ
8位:キャメロンディアス
9位:サルマハエック
10位:ソフィアベルガラ

インターネット検索で最も危険な有名人(2011年)

1位:ハイディクルム
2位:キャメロンディアス
3位:ピアーズモーガン
4位:ジェシカビール
5位:キャサリンヘイグル
6位:ミラキュニス
7位:アンナパキン
8位:アドリアナリマ
9位:スカーレットヨハンソン
10位:エマストーン

(Security NEXT - 2012/09/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

個情委、四谷大塚に行政指導 - 子どもを守るため特に注意必要
暗号化データの分析技術を高速化、従来の1.6倍に - KDDI
周知なしに位置情報を海外企業へ提供、ヤフーに行政指導
Google、長期間放置アカウントを削除へ - 悪用防止対策で
スマホ利用シーンの脅威トップ10を発表 - JSSEC
2021年の悪質ECサイト報告数、前年の約1.7倍に
2021年3Qの情報提供は346件、標的型攻撃は3件 - J-CSIP
偽ECサイトの通報件数が増加 - マッチングアプリやSNSで異性から勧められたケースも
国内設置ルータを踏み台とした攻撃パケットの増加を観測 - JPCERT/CC
VirusTotalがIoTマルウェア分類ハッシュ関数「telfhash」を採用