Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「MS 365」のログ活用、脅威検知分析を実現する資料 - 米当局

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、マイクロソフトが提供するクラウドサービスのログを活用し、侵入を検知、防御するための資料を公開した。

現地時間2025年1月15日に「Microsoft Expanded Cloud Logs Implementation Playbook」を公開したもの。

「Microsoft E3/G3」以上のライセンスを持つ政府機関や企業において、ログの収集、集約、相関、インシデント対応などを担当する技術者向けに作成した。

「Microsoft Purview Audit(Standard)」における監査ログ機能を活用するためのガイダンスとなっている。以前は米国防総省や米連邦機関など一部サブスクリプション登録者のみ利用できたログ機能が、一般ユーザーにも拡大されたことを受けてリリースした。

メールアイテムに対するアクセスや送信のほか、「SharePoint Online」「Exchange Online」における検索履歴など、「Microsoft 365」におけるイベントをもとに、フォレンジックやコンプライアンスに関する調査が可能だとしている。

(Security NEXT - 2025/01/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「CVEプログラム」のサービス停止を回避 - CISAがオプション期間を行使
CVEプログラム継続決定 - 停止時はどんな影響が想定されたのか?
LinuxカーネルのUSBオーディオドライバ脆弱性 - 攻撃の標的に
管理者権限奪われる「CrushFTP」脆弱性の悪用に注意喚起 - 米当局
JNSA、生成AIの安全利用に向けて脅威や対策を整理
ランサムウェアへの対処を学ぶカードゲーム - JC3が無償公開
「自分は絶対に大丈夫!」との思い込みこそ危険 - 無料啓発教材を公開
「脆弱性診断士のキャリアデザインガイド」を公開 - ISOG-J
IoT製品セキュラベル制度「JC-STAR」、申請受付を開始 - 特別料金も
「クレカセキュリティGL」が改訂 - ECの対策強化など盛り込む