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個情委、四谷大塚に行政指導 - 子どもを守るため特に注意必要

個人情報保護委員会は、学習塾を運営する四谷大塚に対し、個人情報の安全管理に問題があったとして2月29日に行政指導を行った。

同社では、2022年4月より勤務していた同社従業員が、写真や動画とともに生徒6人に関する個人情報をSNSへ投稿する問題が発生した。

同従業員は在職中に業務で付与されたIDやパスワードを用いて業務システムへアクセスし、在校生徒のデータを検索して閲覧。自身のスマートフォンにデータを打ち込んで記録し、SNSへ投稿していた。

個情委は、同社について多数の生徒が在籍しており、管理する個人情報は氏名、生年月日、住所、小学校、成績など多岐にわたると説明。

子どもの「安全」を守る観点からも特に取り扱いに注意が求められ、組織、人、物理、技術など多角的な観点からリスクを検討し、安全管理措置を講ずる必要があったと指摘した。

(Security NEXT - 2024/02/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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