Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

約4割の企業がウイルス被害を経験 - POSや製造ライン、ATMでも被害発生

4割近い企業が、セキュリティ関連の被害に遭遇していることがわかった。全体の割合としては小さいが、基幹システムでも被害が発生している。

120629ij_01.jpg
セキュリティ被害を受けた資産(グラフ:IDC Japan)

IDC Japanが、2012年2月に国内企業659社を対象に実施した実態調査により判明したもの。調査結果によれば、4割近くの企業が、セキュリティ関連の被害を経験している。最多だったのは、ウイルス感染で3割以上の企業が遭遇していた。

被害を受けた資産を見ると、クライアントPCで75.3%と突出している。以降「ファイルサーバ(27.5%)」「データベースサーバ(14.5%)」「ウェブアプリケーションサーバ(12.5%)」「業務アプリケーションサーバ(7.1%)」が続く。

一方で割合が小さいものの、「POSサーバ(3.1%)や「POS端末(1.6%)」のほか、「製造ライン(2%)」「「ATMなど専用端末(0.4%)」など、基幹システムについても被害が発生していた。

(Security NEXT - 2012/06/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
個人情報漏洩時の謝罪対応、約3割がマニュアル化
自治体におけるマイナンバー取扱状況を公表 - 個情委
Pマーク事業者の事故報告は3048件 - 前年度比約15%増
「サイバーセキュリティ」認知度5割届かず - 3割弱が対策未実施
テレワークで機密情報の特例持出が増加 - ルール遵守、半数近くが「自己確認」のみ
2021年度の個人情報漏洩などの報告は6000件弱 - 4件に1件が不正アクセス
国内上場企業が優先対処したいリスク、上位に「サイバー攻撃」
中小企業の3分の1、直近3年間のセキュ投資ゼロ - 「必要性を感じない」
ソフト全般「脆弱性」対策の必要性、PC利用者で約6割が認知