5月のフィッシング攻撃、2カ月連続で3万件の大台 - 国内でホストされたサイト数は過去最多に
EMCジャパンRSA事業本部は、2012年5月に同社が観測したフィッシング攻撃の状況を取りまとめた。大幅に増加した4月から悪化し、引き続き高い水準で推移している。

フィッシングの推移(グラフ:EMC)
4月は、前月から2倍近い伸びを見せて3万5558件となったが、5月はさらに増加し、3万7878件に達した。過去最多となった2011年9月の3万8970件に匹敵する規模で、2カ月連続で3万件台を記録したのは今回がはじめて。
フィッシング攻撃が増加した背景には、英米の金融機関を対象とした攻撃が影響していると同社は指摘している。同攻撃に関連し、スピアフィッシングやスパムデータベース、ボットサービスなど犯罪者向けのインフラサービスが提供されていることを同社では確認しているという。
フィッシング攻撃を受けた回数の割合を国別に見ると、イギリスが5月に引き続きトップだが、63%と前回から21ポイント上昇。米国が25%で続いた。前回28%と攻撃が急拡大したカナダだったが、今回は3%と前々月の水準へ縮小している。
フィッシング攻撃を受けたブランドは、前月から10件増となる298件。半数にあたる149件が6回以上の攻撃を受けた。ブランドの割合を国別で見ると、米国が31%、イギリスが11%で、それ以下はオーストラリアやインドなどがひと桁台で続いており、大きな変化は見られない。
フィッシングサイトのホスト国の割合を見ると、米国が66%で最多。次いでブラジルが9%で続く。日本を見ると、前回に引き続き2%で上位6カ国に入った。件数ベースで見ると、441件から494件と増加し、過去最悪を記録している。
(Security NEXT - 2012/06/28 )
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