政府、プライバシーポリシー変更するグーグルに「法令遵守」と「わかりやすい説明」求める
グーグルがあたらしいプライバシーポリシーへ変更する問題で、国内利用者へ大きな影響を及ぼすとして、政府は法令遵守やわかりやすい説明など実施するよう同社に通知した。
グーグルでは、これまでサービスごとに個人情報を収集していたが、3月1日より全サービスのプライバシーポリシーを統一することを発表している。
あたらしいプライバシーポリシーのもとでは、検索キーワードといった利用ログをはじめ、氏名や電話番号、クレジットカード、端末情報、位置情報など多岐にわたる情報が関連づけて管理されるため、すでに欧米で懸念の声が上がっており、政府として同社へ慎重な対応を要請したもの。
今回の要請で、利用目的の達成に必要な範囲を超えて個人情報を利用しないことをはじめ、個人データを第三者へ提供しないこと、範囲を超える場合については、あらかじめ本人の同意を取得するなど、個人情報保護法の遵守を徹底するよう求めた。
また電気通信事業法における「通信の秘密の保護」についても遵守するよう通知しており、利用者に対してプライバシーポリシーやサービスのわかりやすい説明をすることが重要であると指摘、適切なサービスの提供を求めている。
(Security NEXT - 2012/02/29 )
ツイート
PR
関連記事
教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
指標管理ウェブシステムから顧客情報流出の可能性 - 損保ジャパン
個人情報含む伝票綴りを紛失、誤廃棄の可能性 - JAおきなわ
中学校で卒業生の個人情報が生徒用端末から閲覧可能に - 半田市
ATM取引情報が保存された外部記録媒体を紛失 - 苫小牧信金
廃棄カルテが一般ゴミに紛れる、搬送中に飛散 - 薩摩川内市
職業性曝露事故の関係者情報含むUSBメモリが所在不明 - 秋田大病院
メルアカ乗っ取り被害、スパム送信の踏み台に - MaOI機構