Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IE利用企業の半数弱が「IE 6」かそれ以前のバージョンを使用

ウェブブラウザとして「Internet Explorer」を利用する企業の半数弱が、「同6」かそれ以前のバージョンを利用していることが、日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会の調査で明らかになった。

120209ja_01.jpg
ブラウザの利用割合(グラフ:日本アドバタイザーズ協会)

同協会が企業におけるウェブ閲覧環境について、同協会へ加盟する企業など445社や官公庁104団体を対象に郵送調査を実施したもの。有効回答数は160。

レポートによれば、82.4%の企業が「IE」を利用していると回答。そのうち46.8%が「同6」やそれ以前のバージョンを利用していた。

2011年4月にリリースされた最新版となる「同9」では、「ActiveXフィルター」や「ダウンロードマネージャー」などセキュリティ機能が強化されているが、IE利用企業の7.2%にとどまるなど、企業で導入が進んでいないという。

2009年3月にリリースされ、「クロスサイトスクリプトフィルター」などセキュリティ機能が追加された「IE 8」は、比較的導入が進んでいるものの29.4%と約3割にとどまり、「IE 9」とあわせても4割に達していない状況だった。

(Security NEXT - 2012/02/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Firefox 124.0.1」が公開、深刻な脆弱性2件を解消
ブラウザ「MS Edge」にアップデート - 9件の脆弱性を修正
Google、ブラウザ最新版「Chrome 123」をリリース - 複数脆弱性を修正
「Firefox 124」が公開、「クリティカル」含む脆弱性12件を修正
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性4件を解消
Google、「Chrome」のセキュリティアップデートを公開
MS、ブラウザ「Edge」の脆弱性を修正 - Android版は更新版を準備中
Cisco、セキュリティアドバイザリ7件を公開 - 「Cisco Secure Client」などの脆弱性に対応
「Chrome」にセキュリティアップデート - 脆弱性3件を修正
「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性3件を修正